永祿8（1565）年、ついに次郎法師が「直虎」と名乗って城主の座についた。しかし家臣団は失望の色を隠せない。女に何ができるものか。「最後までやり通す覚悟があるか」とけん制する家臣たちの言葉に、生來の負(fù)けん気が頭をもたげる。持ち前の機(jī)転と交渉力で今川に女が城主になることを認(rèn)めさせた直虎は、続いて復(fù)興政策を進(jìn)める。戦亂で疲弊した村から年貢を取るには、安定した収入を生み出す産業(yè)が必要。一歩一歩自分の足で確かめ、自ら汗を流して働く直虎に、家臣たちの見る目が少しずつ変わっていく。一方直虎は、ひ弱な虎松を寺で教育しようとして虎松の母と激しく対立する。しかし直虎の思いが虎松の負(fù)けん気に火をつけ、虎松自ら寺にやって來る。家中の子どもたちと共に學(xué)び、その絆が將來彼を支えることに。ところが今川氏の凋落は、遠(yuǎn)江を新たな戦亂に巻き込んでいく。北から甲斐の武田信玄が、西から三河の徳川家康が井伊領(lǐng)を虎視眈々とねらう中、直虎は城主としての真価を問われる。この絶體絶命のピンチをどう生き延びるのか？井伊直虎一世一代の作戦が始まる！